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124【勉強】#9漢字が覚えられない

皆さん、こんにちは。

                                                 

発達心理サポートセンターの心理士/カウンセラーの車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

「うちの子はなかなか漢字が覚えられません。どうしたらよいでしょうか?」

 

というものです。

 

 

 

 

漢字って何でしょう。

漢字すごく大好きっていう子もいれば、苦手っていう子も結構いると思います。

漢字を覚えるときに、色んな覚え方があるんです。

 

しかし、問題なのはその覚え方っていうのを、学校の先生が知らないんです。

 

 

 

 

みんな経験していると思うんですが、例えば、漢字テストがありました。

 

10点満点のテストです。5点しか取れませんでした。ってなったときに、

間違えた漢字を10回書いて覚えなさいって、誰が決めたんでしょう…。

 

10回書くとは何なんでしょう

 

10回書けば覚えられるんですか!っていう話なんです。

 

目的は漢字を覚えることなんですよね。

だから、何回書こうが覚えるというか再テストするほうがいいんじゃないの?

っていう風に思ったりもするんです。

 

10回書くと覚えられるならいいですが。

 

ただ、学校の先生の中でも、多分ですが、10回書いて覚えられる人もいると思いますが、

覚えられない人もいるんじゃないかなと思います。

 

では、なぜ10回書かせるのか。

その作業することによって、勉強をした気にさせてるだけなんです。

 

 

 

 

例えば、授業であればノートを取るだけで勉強した気にさせているんです。

もっとひどいのは受験生なのに、参考書を買っただけで勉強した気になってるとか、

参考書を選ぶことに時間をかけているとかです。

 

まったくもって無意味じゃないですか。

 

ある意味漢字を10回書くって、そういうところもあるんじゃないかなって思います。

その漢字書いて覚えられませんってなったら、どうすればいいんですかって話なんです。

 

実際、私も記憶力悪いんです…。

 

漢字全然覚えられないし、今でも漢字全然書けません。

ただ、一応読むことはうまーくできているかなと思います。

 

 

 

 

では、漢字書けない人はどうするのかというと、覚え方があるんですよ。

なんでそれで教えないのかを一番手っ取り早く言います。

 

例えば、もし書くことにこだわるのかというと、子供によっては黒の鉛筆で書くと覚えられないけれど、たとえば、火を表す火偏の漢字だったら赤いペンを使うとか、またはさんずい、水を表す漢字だったら青いペンで書くとか、それだけで認識力って上がることがあるんです。

 

または、それを白い紙ではなく違う紙に書くとか。

チラシの裏に小さく書くとか。めちゃめちゃ大きく書いてみたり。

それも一つの覚え方です。

 

他の子にやらせたのは、もう鉛筆持つこと自体きついっていう感覚統合が中々整っていない子がいるんです。

感覚統合っていうのは、また別の機会に詳しくお伝えしますね。

 

感覚統合が整っていない場合にどうするのかというと、

鉛筆嫌いだからどうするのかというと指に墨汁をつけて書かせたりするんです。

 

絵の具の時もあります。いろいろな色が使えるからいいですよね。

 

だから指に絵の具をつけるんだけど、火を表す漢字だと赤、木偏の漢字だと茶色とかっていうこともできますよね。

しかも、人差し指だけで書くのではなく、人差し指、中指、小指とかって漢字によって指を変えるんです。

子供によっては火を表す漢字は人差し指、さんずいの漢字は中指、

木偏の漢字は薬指みたいな形でやる子もいます。

 

そんなやり方もあるんです。

 

 

 

 

くれぐれも言いますが、目的は覚えることなんです。

 

書く事じゃないんです。

だからどんな形でも、私はまずは覚えればいいと思います。

短期記憶と長期記憶の考え方っていうのをまた別物です。

 

また別の機会でこちらも詳しくお伝えさせていただきます。

 

覚えても忘れてしまうっていうことがあると思うんです。

まずは、短期記憶として一回でも覚えないと長期記憶にならないので、

まず最初に覚えましょうっていうことになります。

 

そして次のやり方は、結局10回書いても覚えないなら、

声で漢字を覚えましょうっていうことです。

 

 

 

 

文章なので分かりにくいかもしれませんが、

例えば、お笑い芸人のオジンオスボーンっていう方がいるんです。

 

この方がこんなことをやっていました。

YouTubeでも配信している方なので興味があれば見てみてください。

 

颯爽っていう漢字を面白おかしく、「風に立って××だーい」って手を大きく広げて、

だいのじをしてとか、ああいう感じで楽しく漢字を覚えることもできます。

 

例えば私はよくセミナーで憂鬱というキーワード使うんですが、

なかなかこの漢字覚えないじゃないですか。

 

10回書けば鬱を覚えられるかっていうと、まあ覚えないかと思います。

では、どうするかというと

 

憂鬱という漢字は、優しいけれど人でなしのリンカーン大統領がアメリカンコーヒーを3杯飲んだ

 

で覚えるんです。

 

これで、何十回書いても覚えられなかった漢字が一発で覚えられるんです。

 

 

 

 

だから、なんだったら書くより、こういったことを頭の中で漢字を思い描きながら、

何度も何度も繰り返していった方が記憶に残る可能性があります。

何度もお伝えするように、目的は漢字を覚えることです。

 

書く事ではないんです。

 

または、今色んな漢字辞典が売っています。

象形文字のように漢字の成り立ち、これは木でできたから木偏がつくといった成り立ちを四コマ漫画みたいな形で教えてくれている漢字の本もあります。

ああいったので覚えるのもありなんです。

 

ストーリー仕立て、目で見て覚えるといった感じです。

 

または、書くときにストーリーを頭の中で思い出しながら書くんです。

それに色を付けたら最高ですね。

 

他にも漢字の絵かき歌みたいなのもあります。

あまり広くは知られていませんが、少し力技だったりするんですが、でもその方が覚えられるんです。

 

人間の脳ってリズムやメロディがあった方が、記憶の定着って高いんです。

リズム、メロディをあえてつけちゃう。

自分のメロディでもいいし、アーティストさんのメロディでもいいかと思います。

 

それで覚えられる子もいるんですね。

 

このように色んな覚え方があるんです。

もしよければ試してみてください。

 

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

発達心理サポートセンター 

心理士/カウンセラー 車重徳

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