WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査をとった方であれば
誰でも検査結果の低い指標得点を
伸ばしたいと思うはずです。
しかし、何をどのように
行えば良いのでしょうか。
WISC-Ⅳ検査の低い指標を
伸ばすトレーニングなど
実際にあるのでしょうか。
ここでは、WISC-Ⅳ検査をとった方が
何をどのように行えば
指標得点が伸びるのかの
具体的な説明をします。
【WISC4(ウィスク4)検査のトレーニングの本はあるの?】
世の中にはさまざまな
トレーニングの本が販売しています。
筋肉を鍛える本、
ダイエットの本、
視力改善の本など
さまざまです。
では、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の
低い指標をきたえるための
トレーニングの本は売っているのでしょうか。
しかし、答えは「売ってません」。
WISC-Ⅳの低い指標の
トレーニング本などがあれば
きっと多くの方が喜ぶでしょう。
そんな本があれば、
発達障害と呼ばれている子どもが
大きく成長することが
可能になるでしょう。
しかし、実際には売っていないのです。
【VCI(言語理解指標)の何をトレーニングするとは】
VCI(言語理解指標)の数値を上げるには
まずは、単語力をどんどん付けてください。
当該年齢レベルの単語だけでは
不十分です。
例えば、今、子どもが小学校4年生なら
少なくとも小学校6年生くらいまでの
単語をインプットしていってください。
そんなことをいうえと
そもそもVCIが低いから
インプットできないのに
なぜ、難しい単語までを
インプットさせる必要があるのか
というご質問があるでしょう。
知能は、さまざまな要素で
構成されています。
その構成要素の中には
当然、単語力が入っているのです。
単語がなかなか覚えられない
というのはあれば
それは「短期記憶」が問題なのです。
もし、短期記憶が低いのであれば
・短期記憶を伸ばすトレーニングをする
・テクニックで記憶する能力を補完する
必要があるでしょう。
詳しくは、「記憶力アップ」の
ブログでご説明しますね。
【VCI(言語理解指標)のトレーニングとは】
VCI(言語理解指標)のトレーニングをする
もっとも効果がある方法は
「フラッシュカード」
になります。
発達心理サポートセンターでは、
しちだ教育研究所の
「かな絵ちゃんカード」
というものを使っています。
フラッシュカードは一度に
200枚から300枚きることを
オススメしています。
私が現場でトレーニングをしていた時は
50分のレッスンで
前半300枚、後半300枚の
フラッシュカードをきります。
前半と後半のカードは
同じもので大丈夫です。
フラッシュカードの内容は
3ヶ月くらいは内容を変えません。
フラッシュカードのきりか方を
知らない方がけっこういます。
フラッシュカードは
・高速フラッシュ
・反復型フラッシュ
・アクセント型フラッシュ
・記憶型フラッシュ
と、その子どもの状況に応じて
きり方を変えることが可能です。
上記のきり方については
別のブログで書きましょう。
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発達障害ラボ
室長 車重徳