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043【大人の発達障害】大人の発達障害(がい)について

 

 

発達障害は、

脳の機能障害によって

認知や行動に障害が現われるものです。

 

そして、その特性は

子どもの頃から現われていて、

大人になっても変わることはない

ということがほとんどです。

 

通常は、子どもが成長する過程で

その子どもの発達障害は明らかになってきます。

 

 

ただし、アスペルガー症候群については

少し前まで社会での認識が十分でなかったため、

 

本人も周りの人も

障害があることに気付かないまま

過ごしているというケースが

非常に多いです。

 

現在、アスペルガー症候群という障害が

社会に広く知られるにつれ、

 

「自分はアスペルガー症候群ではないか」

 

という疑いを持って医療機関を受診する人が増えてきています。

 

 

なお、アスペルガー症候群という名称は

ASD(自閉症スペクトラム)ということが増えています。

 

 

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アスペルガー症候群の人は

子どもの時から

ことばや行動面などに

いくつかの問題を抱えていたりします。

 

そのために周りからは

「少し変わった子」

「わがままな子」

などと思われていることが多いです。

 

それでも、子ども時代は

「変わった子」

「わがままな子」

で済んだかもしれません。

 

また知能が高いため、

成長とともに

周囲に合わせる方法を

獲得して乗り切っている場合があります。

 

しかし、社会に出ると

様々な問題が表面化したり

深刻化したりして

対応しきれなくなり、

さらに生きにくさを感じるようになったりします。

 

 

 

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アスペルガー症候群は

次の3つのタイプに分けられます。

 

 

積極奇異タイプ

…知らない人にでも話しかけたり、馴れ馴れしく接したりする

 

 

受け身タイプ

…自分から積極的に接することはないが誘われれば付き合う

 

 

孤立タイプ

…他人とかかわるのが苦痛で、1人でいることを好む

 

 

 

子どもの頃は①が多く、

大人になるにつれて

②や③に変化していくケースが多いでしょう。

 

 

 

では、アスペルガー症候群の方の

子ども時代は、どのような感じだったのでしょうか。

 

下記にまとめてみました。

 

 

アスペルガー症候群の方の子ども時代

 

①遊びの場に加われない、友達から敬遠される。

 

②何気なく言った言葉で人を怒らせることが多い。

 

③集団行動が苦手でマイペース。

 

④「あれ」「それ」と言われると分からない。

 

⑤体を動かすこと(スポーツやダンスなど)が苦手。

 

⑥遊びやスポーツのルールが分からない。

 

⑦不器用で、字が下手。

 

⑧極端な偏食で、決まったものしか食べられない。

 

⑨人に触られたり、頭をなでられたりするのが苦手。

 

 

 

さて、これ以上は長くなりすぎてしまうので、

続きはまた、別の記事で書きますね。

 

 

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発達心理サポートセンター

心理士/カウンセラー 車重徳