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072【WISC-Ⅳ】WISC4(ウィスク4)検査は発達障害の診断の検査なの?

 

皆さん、こんにちは。

発達心理サポートセンターの心理士/カウンセラーの車重徳です。

 

さて、こんな質問をいただきました。

 

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は、子どもに発達障害があるのかどうかを調べる検査ですよね?

 

今回は、この質問にお応えいたします。

 

《WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の結果をお持ちの方、オンラインで詳しく説明しましょう!》

 

 

では、早速結論です。

 

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は、その子に発達障害はあるのかどうかを調べる検査ではありません!

 

では、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は何を調べる検査なのでしょうか。

 

 WISC4(ウィスク4)検査は、その子どもの

・得意なところ

・苦手なところ

を判断するための検査なのです。

 

では、なぜ、その子どもの得意なところや苦手なところを調べるのでしょうか。

 

それは、専門家によって、判断の分かれるところです。

 

発達心理サポートセンターでは、その子どもの得意や苦手を調べる理由として

・得意なところで苦手なところをカバーする

・苦手なところをトレーニングで改善する

 

としています。

 

《WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のとり方を学びたいならこちらをクリック》

 

 

では、苦手なところを得意なところでカバーするとは、一体どういったことなのでしょうか。

 

例えば、VCI(言語理解指標)において、下位検査の数値が

・類似 12

・単語 6

だったとします。

 

この子どもは、VCI(言語理解指標)における単語が低いので、会話の際、難しい単語が使われていると、その意味を理解することが難しい、となります。

 

しかし、同じVCIの類似が高いので、会話の際、仮に単語の意味が分からなかったとしても、全体的な文章からその分からないはずの単語の意味をひも解くことができるのです。

 

これが、苦手なところを得意なところでカバーする、という意味なのです。

 

 

まだまだ、別の事例でカバーする方法はあります。

 

しかし、このブログもちょっと長くなってきたので、また別の記事で書きますね。

 

では。。。

 

発達心理サポートセンター

心理士/カウンセラー 車重徳