皆さん、こんにちは。
発達障害ラボの車重徳です。
いよいよ、公表されました!
日本版のWISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の構成です。
本日は、その構成について書いていきましょう!
《WISC-Ⅴ検査の低い指標を伸ばしたい人はコチラをクリック》
日本版のWISC-Ⅴ(ウィスク5)検査は、
日本文化科学社という会社が作っています。
そして、その作った検査を
日本中にある販売会社が販売するのです。
その日本文化科学社が
ついにWISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の構成を
発表しました。
まずは、最上位に位置する
FSIQ(全般的な知能を表す)
というものは今まで通りです。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査にあった
4つの指標得点というものがなくなりました。
主要指標(特定の認知領域の知的機能を表す)
というものに代わっています。
その主要指標は、案の定5つの指標で構成されています。
VCI(言語理解指標)
VSI(視空間指標)
FRI(流動性推理指標)
WMI(ワーキングメモリ指標)
PSI(処理速度指標)
以前のブログにも書いた通り
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査にあった
PRI(知覚推理指標)がなくなりました。
そして、それが2つに分かれ
VSI(視空間指標)
FRI(流動性推理指標)
となったのです。
そもそもとして、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査の時から
空間認識をみる積木模様と
流動性推理をみる絵の概念、行列推理が
同じ指標だということに違和感もありました。
そして、WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査には
新たに補助指標という概念が加わっています。
補助指標
(臨床的ニーズに基づいたさまざまなグループの認知能力を表す)
その補助指標は5つあります。
QRI(量的推理指標)
AWMI(聴覚ワーキングメモリー)
NVI(非言語性能力指標)
GAI(一般知的能力指標)
CPI(認知熟達度指標)
補助指標は、面白そうですね。
GAIとCPIはWISC-Ⅳ(ウィスク4)にもあった
考え方です。
しかし、
QRI(量的推理指標)
AWMI(聴覚ワーキングメモリー)
NVI(非言語性能力指標)
はWISC-Ⅴ(ウィスク5)からの考え方です。
指標の名称からなんとなく何を指すのかは分かりますが、
下位検査が気になりますね。
また、新しい情報が入り次第、
ブログに書いていきますね。
乞うご期待!
では。。。
★★
発達障害ラボ
車 重徳