皆さん、こんにちは。
発達心理サポートセンターの
心理士/カウンセラーの車重徳です。
こんな質問をいただきました。
先日、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査を
受けました。
ウチの子、WMI(ワーキングメモリ)が低いのですが、
WMIが低いとどんな問題があるのでしょうか。
今回は、この質問にお応えいたします。
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さて、早速、結論です。
WMI(ワーキングメモリ)は
聴覚の短期記憶になります。
WMIの数値が低いということは
耳からインプットした情報が
抜け落ちるという可能性が高いことを
意味しています。
WMIの当該年齢レベルの平均値は
100になります。
その100を基準として
100よりも下がれば下がるほど
口頭の指示だけでは
何も記憶として残らない可能性が高い、
ということを意味します。
可能性としたのは
好きなことや興味のあることであれば
WMIの数値が低かったとしても
記憶できる場合があるからです。
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さて、ではWMI(ワーキングメモリ)が
低い子どもは
どうサポートすれば良いのでしょうか。
WMIが低いということは
聴覚からの情報が
記憶として残らないということなので
結論としては
視覚情報を取り入れる
ということになります。
例えば、口頭の指示で
「〇〇をやりなさい」
と伝えるとします。
同じ「〇〇をやりなさい」という
文字を紙に書きだし
どこか目に付く場所に貼っておく、
などです。
もしくは、メモをして
いつでも目に入る場所に
置いておくのも効果的です。
または、スマホを持っている子であれば
LINEに送っておく、
というのもよくやります。
とにかく聴覚だけでなく
他の方法も使って
記憶から抜け落ちないように
しましょう、
ということなのです。
その他の方法もあります。
それは、また別の機会に
書きましょう。
では。。。
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発達心理サポートセンター
心理士/カウンセラー 車重徳