皆さん、こんにちは。
発達障害ラボの車重徳です。
11年振りに改定された
ウェクスラー式の知能検査。
その最新の検査である
WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の
FSIQについて説明していきましょう。
WISC4検査の下位検査は
全部で10あります。
その10の下位検査は
・類似
・単語
・理解
・積木模様
・絵の概念
・行列推理
・数唱
・語音整列
・符号
・記号探し
になります。
しかし、10の下位検査になると
それなりに検査時間がかかってしまいます。
障害が強めに出ている子は
検査時間の約90分、
集中して椅子に座っていることは
きっとかなりの努力を要するでしょう。
そこで、そういった障害が
強めに出ている子でも
WISC-Ⅴ検査において
FSIQ(全検査IQ)は出せるように、
負担軽減として
下位検査7つで全検査IQ(FSIQ)が
WISC-Ⅴからは出せるようになったのです。
では、WISC-Ⅴ検査において
FSIQ(全検査IQ)を出すための
7つの検査とは
いったい何なのでしょうか。
以下に列記します。
・類似
・単語
・積木模様
・行列推理
・バランス
・数唱
・符号
しかし、子どもの詳細な能力を把握するためには
指標得点を出す必要があります。
その指標得点をちゃんと出すには
やはり下位検査を10実施する必要があります。
そのため、下位検査7つで
全検査IQ(FSIQ)を出すのは
障害が強めの方のための対策、
だと考える必要があるかもしれません。
WISC-Ⅴ検査の研修は
すでにいくつか完成しています。
まずは、
「WISC-ⅣとWISC-Ⅴ検査の違いと考察」
研修を受講してみてくださいね。
また、WISC-Ⅴ検査のとり方研修は
近日中に実施します。
もう少し、お待ちください。
では。。。
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発達障害ラボ
車 重徳