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122【勉強】#7よく物をなくす

 

皆さん、こんにちは。

 

 

発達障害ラボの車重徳です。

 

 

 

さて、こんな質問を頂きました。

 

 

「うちの子供は物をよくなくします。

どうしたらよいでしょうか?」

 

 

というものです。

 

 

 

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物をよくなくすって、色々な状況が考えられると思います。

 

 

 

やはり一番困るのは、

例えば学校で大事なプリントをもらってきたのに、

そのプリントなぜか親に渡さない。

 

 

 

または学校において来る。

 

 

 

なくしてしまう。

 

 

 

ランドセルの下の方にぐちゃぐちゃになって出てくるとか……

 

 

 

こういったパターンも考えられるかなと思います。

 

 

 

 

そもそも、物をよくなくすって

注意欠陥、ADHDにも関係してくるのかなと思いますが、

いくつかパターンが考えられるんです。

 

 

 

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まずはどういうことかというと、

物の認識が弱いです。

 

 

 

要は受け取ったとしても、

そのものをそれと認識しないと物は見えてないことと

イコールだということです。

 

 

 

 

人間は視界に入っているものが

すべて見えているわけではありません。

 

 

 

だから、プリントを受け取ったとしても、

そのプリントは家に帰って親に渡さなければいけないとか、

 

ぐちゃぐちゃにならないように

管理しなければいけないっていう認識のもと

そのプリントに目をやって、

 

プリントを認識するということがされないと見失うという事です。

 

 

 

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学校の先生が、「これ大事だよ。必ず渡してね。」と言ったとしても、

そもそも聞いてますかっていう話なんです。

 

 

 

多分物をよくなくす子っていうのは、

先生の話もあんまり聞いていないんじゃないかなと思います。

 

 

 

例えば、先生は説明したのに

「先生、これどういうことですか。」みたいなことが起き、

 

「さっき話したんだけどな。」

こういう事ってよくあるのではないかと思います。

 

 

 

 

それも耳の場合、聴覚認知とか聞く態勢が取れていないっていうことになったりするんですが、

そもそもプリントとかも、しっかり認知、認識したうえでしまっていませんよね?

っていうことがまず考えられます。

 

 

 

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そして次に考えれるのは、

目で見た視覚記憶があるのかという話です。

 

 

 

要は物をなくす子っていうのは、

何をどこに置いたのかっていう、

そういったことを目で見た情報を記憶することも苦手なんです。

 

 

 

 

逆のことを言うと、

視覚記憶が強い子というのはどこに何があったか、

ちゃんと覚えているケースがありますよね?

 

 

 

「あの時、あそこにあったよ。」みたいな。

すごいですよね✨

 

 

 

 

改善するのであれば、

常に目に付くところに置いておくのか、

もしくはメモをするとか、

耳で情報を保持するとか、

そういった形にになるかなと思います。

 

 

 

 

まず目で見た情報を記憶できていないということも考えられるんです。

視覚記憶ということです。

 

 

 

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このように色んな状況がいくつか考えられるんです。

 

 

そして次に出てくるのは、先生の話を聞いていないどころか、

他のことに気を取られてすべて忘れてしまうパターンもあるんです。

 

 

 

例えば、遊んでたら何か指示を受けたとしてもその遊びを優先してしまい、

他のことが後回しになってしまう。

 

 

 

大人でもありますよね?

 

 

 

ついさっきまでこれやらなくちゃ!て思っていたのに、

他のことに気を取られて忘れてしまうことってないですか?

 

 

 

それが顕著な子っているんです。

 

 

 

さっきまで覚えていたけど、忘れちゃう。

 

 

 

これは認知・認識の問題もあれば、

そもそも認識力も弱いし併せて、

その重要かどうかということを理解する力も弱いという。

 

 

 

要はダブルパンチです。

 

 

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どうすればいいかというと、

例えば、なくしちゃいけない大事なものってどこかにしまうと、

どこにしまったか分からなくなってしまう子は、

なくさないように手に持っているケースってありますよね。

 

 

 

 

ずーっと手に持っていて、

それを眺め続ける子っていますよね。

 

 

 

 

あれってある意味、

しまったらどこに行くか分からなくなってしまうし、

視覚記憶が弱いと何を持っていたか忘れちゃうこともあるんです。

 

 

 

 

だから、実際常に目に付くところに持っておくとか、

カバンの中に入れるとわからなくなってしまうので、

ズボンのポケットにパンパンになるまでしまう子とかは、

しまってしまうと、

 

空間認識も関係してくるのですが、

どこに何をしまったかっていうのを分からなくなってしまうので、

手に持っているという事です。

 

 

 

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結論、どうするかというと、

 

1つはよく物をなくす子とか、

どこかやっちゃう子は、

常々何がどこにあるのかっていう、

まずは場所を決める。

 

 

 

 

そして、指差し確認しながら、

しっかりあるかどうかを確認するっていうことです。

 

 

 

 

その時に分かりやすいように番号を振ったり、

色付きでっていうことをとっておく。

 

 

 

 

そして、何と何がなくなったら困るのか、

しっかり認識しておくことも大事です。

 

 

 

最終的には目で見た記憶です。

 

 

 

視覚記憶のトレーニング、

聴覚記憶のトレーニング、

選択的注意、た

くさんあるものの中から1つを見つけ出すっていうトレーニングと

いうことも併せてやっておくといいんじゃないかなと思います。

 

 

いかがでしょうか。

 

 

 

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発達障害ラボ

車 重徳