
皆さん、こんにちは。
発達心理サポートセンターの心理士/カウンセラーの車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「子ども中心の生活をしています。少し疲れてしまいました。どうしたらよいでしょうか」
というものです。
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自分のことは後回し、特に子どもがいると子ども中心になるとか、障害があるないにかかわらず子供中心になるのかなと思います。
結論を言います。自分中心はやめましょう。
イライラしてしまうとか自分に余裕がないような状態では笑顔で子育てはできないです。
まずは自分が笑顔でいないといけません。
自分がイライラしていたら子もイライラするという話です。
例えば自分の親でも パートナーでも相手がイライラしている状態だと自分も嫌ですよね。
職場で隣の人がずっとイライラ怒っていたら嫌ですよね。
子育てはもっとそれが顕著です。
だからまず自分に多少余裕がないといけない。自分の時間は必要なのです。
まだまだ悪い風潮というのがあって、例えば0歳児なのに保育園とかに預けられちゃってかわいそうなんていう人が世の中にはいらっしゃる。
しかし0歳から預けた方がよいのです。
小学校に入る前に預けられちゃってかわいそうなんてそんなことはありません。
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これは統計でも出ていますが、小学校に入る前まで幼稚園や保育園に預けられ、
様々な取り組みをした子、幼稚園保育園で何もしなかった子、
どこにもいかずに小学校に初めて通いだした子、
それぞれを比べて小学校に入った後のその伸び率、即ち知能はじめ様々な伸び率を測ったデータが実は沢山あります。
調べればネットでも出てくると思います。
そこからの結論は、小学校に入る前にどこかに属して様々な経験をしていた子の方が小学校に入った後の伸び率が高いということです。
かわいそうといってお母さんがずっと見ている日々の中で、幼稚園・保育園並みに様々な人と接したり、色んなこと体験させたりすることができるでしょうか。
よって自分の傍に置いておくというのはエゴなのです。
できれば早い段階で色々な人と触れさせて、触れ合いながら様々な経験をさせた方が最終的にその子は伸びます。
ですから生後100日以内とかは突然死症候群と言って突然死の可能性がゼロではないので厳しいですが、せめて見るにしても乳児さんぐらい、1歳ぐらいまでかなと私は思います。
0歳児保育はやっているところはありますが、少ないです。
ですから預けられるようでしたら私は0歳から預けるのが正しいと思いますし、日中10時間離れたからと言って子が親だと認識しないなんてことはないです。
それよりイライラしている親に育てられた方が愛着障害が起こってしまいます。
その危険を考えるとお母さんが元気でいつもニコニコ子どもを受け入れられる態勢にする方が私は大事だと思います。
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それを作り出すためには自分の時間が必要です。
自分の時間をもった上で心に余裕を持ちましょうということになります。
それがないと共に行き詰ります。
だから結論として、疲れてしまったならどうやって自分の時間を持ちましょうかということです。おじいちゃんおばあちゃんがいるのでしたら彼らに子どもを預けるのか、パートナーの方にみていてもらうのか、もうがっつりどこかに預けてしまうか、私は3つ目というのに大賛成です。
自分の時間を持ちましょう。
心に余裕がないとだめです。
そのためにも絶対一人の時間とかは多少なりとも必要なのです。
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いかがでしょうか。
発達心理サポートセンター
心理士/カウンセラー 車重徳