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131【人間関係】#206 子供とどう接したらいいかわかりません

 皆さん、こんにちは。

 

発達心理サポートセンターの心理士/カウンセラーの車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

 

「子どもと、どのように関わっていけば良いのか、わかりません。困っています。助けてください。」

 

というものです。

 

 

 

 

さて、子どもとどのように関わっていけば良いのか、非常に難しいです。

多くの親御さんが悩んでいるのではないかと思います。

 

結論はというと、自分を取り繕ったとしても、違う自分を演じたとしても、多分どこかでボロが出ます。

または、疲れてしまいます。

職場にいる自分と、家にいる自分、仲良いお友達といる自分とみんな違います。

もしそれを演じているのであれば、一生・365日・24時間続くと思うときついですよね。

 

ぼくは、基本的に作ることはありません。

家にいるときはもうだらんだらんです。

ダメ人間の極致ですね。

いつまでも寝ていますし、家から一歩も出なくても平気な人間です。

だから無理やり外に出るようにはしています。

 

 

 

 

一方で、結構すごい人、しっかりしている人だと思われるのですが、全くそんなことのないダメ人間です。というように、外に出ている自分って違う風に見えているのですよね。

見せているのかもしれませんが、それは無意識的なところなのですね。

けれど、それだと疲れてしまいます。

 

子どもに対して何か違う人を演じようとかこうなろうと思って動くのはいいことです。

いいことなのですが、やっぱり無理がある自分っていうのは、続かないです。

では、どうすればいいか。

 

極論としては、素でいいのです。

 

だけれど、それがなにかうまく行かない、または、つらいようであれば、人の手を借りるしかないのです。

 

もし、どうしてもきついのであれば、人の手を借りることがベストです。

昨日お伝えした内容もそうなのですが、一人で抱えこまないことです。

 

親は教育のプロではないのです。

親が教育のプロであれば別ですが、僕はそうではないと思います。

失礼な話かもしれないのですが、千人も二千人も子どもを見て子どもをしっかり育て上げたっていうのならいいと思うのですが、子ども一人だったら初めての経験ですし、二人でも子どもって一人一人性格、性質特質がみんな違います。

 

長男ではこれをしてうまく行ったのに次男では全く無理だってことがあるでしょう。

そう考えると、自分のやっているやり方が通用しないということは、ざらにあると思います。

 

やり方が10個も20個もわかっているのならいいですが、僕でもそんなに知らないです。

そう考えると、人の手を借りるといいのです。

 

 

 

 

具体的には、この前もお伝えした子供はもう0歳から預けてもいいのです。

沢山人の手かりましょう。子どもと長く接しないと愛着が生まれないことは全くないです。

親はいつまでたっても親なのです。

 

悲しいけれど、虐待されたって親なのです。

 

僕は、虐待された子に何人かあっています。

 

その子は、「私が悪いからいけないの」と言っていました。

お勉強ができないと、お母さんに定規で叩かれて腕を真っ赤に腫らした子が、「先生、私だけ勉強できないんだ。だからお母さんに叩かれる。私が勉強できるようになればきっとお母さん叩かないと思う。」と言っていました。

 

そんな女の子の勉強指導をしていたときもあります。

僕は親に「やめてくれ。」「親が子どもを叩くのはおかしい。」と言いました。

「僕がなんとかするから。」とも言ったんですが、やはりどうにもならなかった過去があります。

 

勉強がある程度のところまでいくのですけれど、そこからいかなかったということがありました。それで、また虐待が始まりました。

 

それでも、親は、いつまでたっても親なのです。

どういう状況になろうが親なのです。

 

 

 

 

だから、どうしても苦しかったら離れることがいいのです。

幼稚園保育園に預けるのもいいし、小学校行っているのであれば、習い事に行かせてもよいのです。習い事が難しいのであれば、学童に行かせる。

 

学童は、そんなに高くないでしょう。

もし、年齢が育ってきているのであれば、お金がどれくらいあるかわからないですが、塾に行かせるとか、グレーゾーンであれば、お金をうまく浮かせてデイサービスに預ければいい。

 

勉強や宿題を中心に見てくれるところもあります。運動中心のところもあります。

手帳がなくても受給者証をとればいけます。

 

だから、お子さんがどういう状況かわからないですが、お子さんのお困り度を上手く使って、受給者証を手に入れて、放課後デイに通うのもいいです。

 

または、年齢が経ってくれば、子どももお友達と遊びに行くようにもなると思いますし、小学校高学年であれば、クラブ活動に入るとまた変わることもあります。

 

 

 

 

親はいつまでたっても親です。

取り繕っても違う自分を演じたとしても、どこかで苦しくなります。

だから、素でいいのです。子どものことをよく考えてあげていれば伝わります。

 

親の仕事は子どもを怒ることじゃないんです。

繰り返しです。怒って変わるのだったら怒ればいいのです。

 

しかし、怒っても変わらないこともある。

そうしたら、何をいうかではなくて、誰がいうのか、です。人の手を借りるのです。

 

親だから何もかもやらなくてはいけない、ということは、僕は違うと思います。

 

できるのだったらやればいい。でも、できないこともあります。僕はできません。

 

なにもかもなんて、できません。自分の生活すらままならないのに。

 

適当に生きていますから。それでも、なんとかなっている。

 

だから、何もかも背負う必要はないですし、だから人の手を借りて、無理のない自分でいましょう。お母さんが疲れてしまったら、どこかで絶対反動がきます。

 

成り立たなくなってしまいます。

 

だから、まずは、お母さんが、いつも笑顔でニコニコできるような環境ってどうすればいいのかってことを考えて見ていただければと思います。

 

 

 

 

 

いかがでしょうか。

 

発達心理サポートセンター 

心理士/カウンセラー 車重徳

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