
皆さん、こんにちは。
発達心理サポートセンターの心理士/カウンセラーの車重徳です。
さて、こんな質問を頂きました。
「子供の問題行動が多すぎて困っています。どうしたらよいのでしょうか。」
というものです。
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まず1つは、VCI(言語理解指標)というところに理解という項目があります。
その理解は、対社会的な一般常識になります。
そのため、一般常識はありますかというところになります。
要するに、一般常識が低かった、もしくは、低い=一般常識がないと、昔の僕は捉えていました。
ただ、それは間違っていました。
一般常識は、書き変えされることがあるのです。
だから、一般常識がずれているとか、間違えて入ってしまったという方が正しいと思います。
よって、一般常識が低ければ、(WISCのVCI言語理解指標の理解が低ければ、その子の一般常識はズレているので直すというような感じで考えて頂けると良いと思います。
一般常識、まずはそれが1つです。
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そしてもう1つは、PRIです。PRIで場の空気読めてない可能性があります。
PRI(知覚推知指標)は場の空気を読む力に繋がっていることがあります。
よって、場の空気を読む力がズレていれば、(ズレているっていうよりは、ないという方が良い)場の空気を読む力がなくて今はどういう場面かわかっていないから、悪気があってそれをやっているのではないのだけれど、結果、問題行動になっていれば、場の空気読みたがえている可能性があります。
今シリアスな場面なのに、ふざけてしまうというのは、場の空気読めてないという可能性があるという話です。
そして、PRIには先の見通しを立てる力ということも当てはまります。
例えば、“僕がここでふざけると、あとで怒られる”ということを考えつくのか、つかないのかということです。
考える力が弱ければ考えつくことができません。
だからしてしまうということが考えられます。
または人の気持ちが推察できるか、これも、PRIに含まれる力です。PRIはとても深いのです。
もし人の気持ちを推察することが出来ないのであれば、“僕がこの場面でこんな事をしたら、あの人はこんな風に傷つくなとか、こんな風に思うな”ということを想像できていない可能性もあります。だからしてしまうということが考えられます。
だから、そのような人には、教えてあげなければならないのです。
“今はどういう場面でどうすればいいのか”、“人の気持ちがどういう気持ちだから、どうすればいいのか”教えてあげなければならないということが考えられます。
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まず1つ考えられるのは、一般常識あるのかということです。
一般常識がないのに問題行動に対して怒っても仕方がない。
そして、怒って変わるのであれば怒ると良いのですが、知らないことに対して怒られでも仕方がありません。
例えば、皆さんがWISCの話を聞いている方に、どうしてGAI一般知的能力指標とCPI認知熟達度指数の使い分けをしないのかと言われても、知らないことに対して怒られても仕方がないという話です。
どうして知らないのかと言われても…となると思います。
だから、知らないってことに対して怒っても仕方ないのです。
そのために、一般常識がないのであればつけましょう。
場の空気も読む力がないことに対して、どうして読む力がないのと言われても仕方がない、どうして場の空気読めないのかといわれても、無理なものは無理ですという話になります。
そのためには、教えましょう。
あともう1つ、知能を上げましょう。
知能を上げることが全て最適解ではない場合もあります。
しかし、知能を上げることで解決できることもあるので、知能を上げて解決をしましょう。また、自己肯定感を高めないときついという話をしたこともあります。
いかがでしょうか。
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発達心理サポートセンター
心理士/カウンセラー 車重徳