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148 【高校】#222 子供には普通の高校を出て、普通の幸せを手に入れてほしいです

皆さん、こんにちは。

 

発達心理サポートセンターの心理士/カウンセラーの車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

 

「子供には普通の高校を卒業して普通の幸せを手に入れて欲しいのですがどうしたら良いですか?」          

 

というものです。

 

 

 

 

そもそも普通とは何でしょうか。

 

もしも高度経済成長期であれば『1億総中流』や『3種の神器』という言葉があったように、少しずつ貧しさから抜け出して…という時代があったと思います。

けれどそれらは進化して現在ならほぼ皆がスマホを持っています。

 

ですが果たしてそれで皆、幸せを感じているかというと総体的に感じていないのではないでしょうか?

『幸せだと思おう』とはしているが『もっとこうだったら良いなあ』等の願望はあるのだと思います。

 

幸せの基準は人それぞれですし、居場所が変われば普通の基準も変わります。

 

例えば先進国の中で日本だけが給与が下がり続けているのに物価は上がっています。

そのため、どんどん生活が苦しくなっています。

だから昔なら年収は300万円あればと言われていたのが今やそれでは子育てもできなくなっています。

 

現在、大卒の平均初任給が200300万円程度です。

今は手取り10数万円などという話もザラですが、それでは相当苦しい筈です。

それでも幸せだと思えればよいですが大多数の人は、きっとそうではないでしょう。

 

一方、年収1000万円を超えているいる割合は人口の78%です。

ですが、それだけあっても例えば子供が2人いて2人とも私立に通わせているので、そのため生活が非常に苦しいという話もよく耳にします。

 

あるいは子供が発達障害等、様々な状況があると思いますが、人によって幸せや普通という考え方は違います。

 

 

 

 

そもそも普通の基準が違うし、親の考える普通と子供の思う普通も違うので

親の考えに合わせる必要はないのではないでしょうか。

 

今はいい学校に入って、いい会社に就職してというのは、もう有り得ない時代になってしまいました。

 

そもそもいい会社とは何でしょうか?

福利厚生のしっかりしている会社をいい会社と捉えるのでしょうか?

 

こんな話があります。 

以前、とある大学生が卒業して大企業に就職しました。

そして入社当初は周りも一緒に「福利厚生のしっかりした会社に入れて良かった」と喜んでいたんですが、なんと彼は1年も経たずにそこを辞めてしまったんです。

 

本人は独立も視野に入れて色々な経験をしたかったのに、完全に業務分担制で、それが叶わなかったからというのが理由らしいです。

傍から見れば残業もなく、休日もしっかり取れるのに勿体ないとも思いますが、当の本人にすればもっと仕事を覚えたいのに定時で退社させられることが不満だったようです。

 

このように人によって価値観や幸せの基準は違います。

更に、もしも発達障害であれば、他にも独特の考え方があることでしょう。

親として子供の幸せを願うのは正しいことですが、前述のように普通の定義は人それぞれで、国や時代によっても違うので、往々にして子供が望んでいることと親の望みは違ってくるものです。

 

ですから子供が望んでいることを把握した上で、子供が望む方向に向かわせてやるのが良いのではないかと思います。

 

発達障害であるなしで若干変わってくる所もありますが、大人になってからでないと気づけないこともあります。

例えば、多くの大人が学生時代にもっと勉強しておけば良かったと言うのもその1つです。

 

ともあれ、子供が望む未来があり、それが労せずして勝ち取れるようなマネタイズ(= 金銭を稼ぐこと)があれば良いのではないかと思います。

 

 

 

 

例えば、YouTubeは見ているだけでは稼げないが、様々なYouTubeを組み合わせて西村博之や岡田斗司夫のように切り抜き動画を創ることができれば収入になります。

 

ゲームは、配信や実況、攻略のブログを書く等すれば、それもお金になります。

なので、どうすれば金銭を稼げるのか? を考えることが重要です。

 

また、例えば、とあるガチャガチャのコレクターが、そのブログを書いたら専門家はその人しかいないという話になって方々のメディアに呼ばれるようになった。そういう人もいます。

 

これは好きが高じて稼げるようになった典型だと思います。

このように、今は何がキッカケで専門家と呼ばれるか分からない時代になっているので、色々な専門家がいていいし、自分で名乗っても良いと思います。

 

少し話が逸れたので本題に戻すと、その子が何が好きで、その好きを育ててやることができるのか?

 

更にその好きでマネタイズをどうすればいいのか?

どんな知識や技術を見つけられたらいいのか?

を具現化してあげることが幸せに直結することではないかと思います。

 

『趣味を仕事にすると楽しくなくなる』と言う人もいます。

けれど、もしそうなったらまた違う好きなことで生活できるよう、道筋を立てて行けばいい。

または違う好きなことを増やせばいいだけの話だと思います。

 

そういった知識を与えてやることができるのでしょうか?

そこまでは中々難しいとしても、こういった拡張性のある思考というのはPRI(知覚推理指標)になるので、それを鍛えるというのも1つの考え方です。

 

 

 

 

それは小学校低学年なら、あるいはそれ以上の小学生でも伸ばせます。

特にコグトレが有効で、雑誌もいくつか出版されています。

 

その他、知識量を増やすのもいいですね。

僕はビットコインやイーサリアム、シンボル、シバイヌ、OMG等々、様々なコイン、暗号通貨を持っているし、ディファイの運用やパンケーキスワップ委託もしてますが、これらは知らない人には、おそらくチンプンカンプンでしょう。

 

ですが、僕はその知識があるお陰で何もしないのに資産が増えています。

特にビットコインは、100万円以下の時に購入し、今1ビット500万円で最高で700万円

超えてる筈ですが、これも資産を増やせる1つの技術だと思います。

 

 

つまり、『知識=お金(に変わる)』なので、知識を増やせば増やすほどお金に変わる可能性があり、そのためには勉強が必要です。

それは、いわゆる5教科に限らず『世の中がどう動いてどう変わっていくのか』を、しっかり学んでいくべきなのではないかということです。

 

例えば昔アメリカでゴールド・ラッシュがあった頃、皆が鉱山に向かったが、あまりにも

人が殺到し過ぎたために全く金が採れなかった。

 

しかし、その一方で大儲けした人がいる。 それは誰なのか?

1つは、現存しており著名なアパレルブランドを築き上げたリーバイスです。

 

鉱山に行けば服がボロボロになるので、破れにくい頑丈な服が必要になる。そこで、リーバイスがジーンズを作り、それが今も残っている。

他には、金を掘るためのツルハシの会社も大儲けした。

 

それから、当時は銀行もなく当然、現在のようなネット送金のシステムもなかったので、採れた金の対価を自宅に送る送金屋も繁盛した。

このようにその周辺ビジネスが儲かるということがあります。

 

 

 

 

では、今の日本は何が動いていてどう変わっていくのか?という知識を身につけることができれば良い方に変わっていくと思います。

 

ひところ動画が増え過ぎて編集が追いつかず編集者が困っている時期がありました。

ただ実は編集自体は、それほど難しいものではないんです。

 

もちろん、全編にテロップを入れるとしたら面倒ですが、それは単に手間が掛かるというだけの話で決して難しくはない。

そういった諸々のことを考えると、まずは、どういうスキルを身につけるべきかという情報、次にスキルという流れがあることが分かります。

 

好きなことで食べていく、”やりたくないこと”は、やらないは僕はあっていいと思いますが、では何だったら生活できるのか? どのようにマネタイズするのか?を考えていくのが幸せへの近道だと思います。

 

 

 

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

発達心理サポートセンター 

心理士/カウンセラー 車重徳

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