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281【人間関係】#153 うちの子は場の空気が読めません。どうしたら良いのでしょうか。

皆さん、こんにちは。

 

発達障害ラボ室長の車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

娘は空気が読めません。どうしたら良いのでしょうか。」

 

というものです。       

 

 

 

 

空気が読めないというのはWISCで言うと、PRI(知覚推理指標)です。

PRI低い子は空気って読みづらいです。

PRI低い自体で言えば、場の空気は読めないとか、人の気持ちを推察できないとか、先の見通しが立てにくいとか、 そういったことが関係してきます。

場の空気読めないと、いじめに合いやすくなります。

 

要は、場の空気読めないっていうことだけだったら問題ないですが、場の空気読めないことによって、 不適切な言動をしてしまう、 または、人の気持ちを逆なでするような言動をしてしまう。

それによって、お友達から攻撃を受けるっていうロジックになります。

それがいじめに繋がるっていう流れなんです。

 

だから、バカ空気読めないと、まだ、VCI(言語理解指標)が足りないとかの方がいじめの可能性は低いです。

PRIは、本当にいじめに繋がる可能性があるから、ちょっとかわいそうなんです。

じゃあどうすんのっていう話なんです。

まず、2つしかなくて、対策としてはPRIはトレーニングで伸ばすしかないです。

その年齢によってですけれど、 1番伸びるのは、やっぱり3歳から5です。

でも、3歳から5歳って、WISCとっている人も少ないし、26カ月から73か月までは、WISCの前身WPPSIと書いて、ウィプシっていう検査がありますが、取れる心理士がまず少ないです。

あと、取れる場所も少ないです。

WISCは、結構いますが、やっぱり少ないっていうのが事実です。

 

 

 

 

その場合は、田中ビネー取ったりするのかなと、思ったりもします。

新形式で代替したりはします。

ただ、両方とも、WISCほど細かく能力を見れないんです。

だから、どうしたらいいのかなっていうのはあります。

小学校低学年であれば、PRI伸ばすことは可能です。

高学年でもできなくはないです。

 

じゃあ、結論、何をすればいいかっていうと、コグトレですね。

教材で言うと、コグトレっていう本が売ってます。

本屋さんやAmazonとかでも買えます。

色んな種類のコグトレがあるので、その子供が何が苦手なのかっていうのを、しっかり理解した上で、必要なコグトレを買う必要があるかなと思います。

あと、パズル道場っていう教材持ってます。

本屋さんにこれも売っています。

 

要は、楽しみながら楽しく遊び感覚でやらないと伸びないです。

トレーニングだからっていうのでガン詰めしてやるとかだと、伸びる能力って伸びないんです。

やっぱり楽しみながら遊びながら、きゃっきゃ言いながらやるのが1番能力って伸びるんです。

それがどこまでできますかっていう話になります。

PRIを伸ばすっていうのが1つです。

 

 

 

 

そしてもう1つは、一般常識力を伸ばす。

WISCで言うと、VCIの中に理解という項目があります。

この理解という項目は、対社会的な一般常識力に繋がります。

対社会的な一般常識力、 そこをどのように伸ばしていくかというところです。

それをやっていく必要があるのかなと思います。

 

なんで一般常識関係あるのかというと、自分の目で見て、場の空気読めなかったとしても、こういう場面では人はこういう行動をするんだとか、こういう時に人はこういう気持ちになる、だからこういう言葉を欲しているなんてことを、もうロジックとして、 理解、認識してしまおうっていうことなんです。

だから、目で見て分からなければ、もう知識として得ちゃおうということです。

 

例えばお葬式です。

誰しも行ったことあると思います。

例えば、歯を見せてはいけないとか、大きな声で笑い声を立ててはいけませんとか、 神妙な面持ちをしなさいとか、色々あると思います。

子供の頃とかって、特に関係ない人のお葬式とかって、例えば、親のどういう関係かもわかんないし、自分も会った記憶はないとか、悲しくない時ってあるはずです。

 

不謹慎ですけど、実際あるはずなんです。

だからといって、大きな声で喋ったり、大声で笑っていいかっていうと、そうじゃないじゃないですよね。

中には本当に悲しんでいる人もいます。

でも、PRI低いと、それが分からないんです。

 

 

 

 

だから、 僕がやっていたのは、お葬式は常に足元を見てみなさいと言いました。

もう、自分の足のつま先をいつも見ているとか、下唇を常に噛み締めてましょうとか、そういったことを、アドバイスしていました。

下を、つま先を見て過ごしていると、笑っているかどうかもわからないです。

要は、自閉傾向の人って、やっぱり笑っちゃう人っています。

ニコニコしちゃうとか。

 

うちの子は自閉症なんで許してくださいとかっていうのも、ちょっとおかしいじゃないですか。

だから、いつもつま先見てなさいと言いました。

そして、つま先見ている最中、仮にくっくっくって笑ったとしても、肩が動いても、表情は見えません。

「あ、 この男の子はこんなに悲しんでくれてるんだ」っていう風に、いい感じで勘違いしてくれます。

その方がまだいいんじゃないかなって僕は思ったりしています。

 

だから知識を入れちゃいましょうというようなところです。

例えば、下向いて両手を、目の下当てている子がいたら、 大丈夫って声をかけるとか、きょろきょろ見渡してる人がいたら、首の体操してるかもしれないけれど、大丈夫って声をかけます。

要は、何かを探してる、もしくは、首の体操か、どっちかなんです。

首の体操だったとしても、どうしたのって聞いても、別にあながち会話としては間違ってないわけです。

もう会話として成立します。

だから、そんなふうにテンプレートみたいな形で、言葉を入れていっちゃうっていうのも、ありなのではないのかなっていう風に思います。

 

 

 

 

いかがでしょうか。

 

発達障害ラボ

室長 車重徳

 

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