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070【発達障害】特別支援学級が良いのか、普通学級が良いのか

 

皆さん、こんにちは。

 

 

発達障害ラボのの車重徳です。

 

 

 

こんな質問をいただきました。

 

 

来年の4月から、ウチの子は小学校に進学します。

 

 

 

わが子は、発達障害の診断が出ているのですが、

小学校では特別支援学級(支援級)を選ぶべきなのでしょうか。

 

 

 

それとも普通学級(通常級)で良いのでしょうか。

 

 

悩んでいます。

教えてください。

 

 

今回は、この質問にお応えいたします。

 

 

 

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結論を言います。

 

 

子どもが不登校になるくらいであれば、

特別支援学級に入れても良いでしょう。

 

 

 

しかし、特別支援学級の在籍だと

通知表に「5・4・3・2・1」は記載されません。

 

 

 

そのため頑張ればお勉強がえきる子ども、

WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査でいう、

FSIQ(全検査IQ)が85を超える

ような子どもは特別支援学級だと

もったいない場合があるのです。

 

 

 

なぜなら公立高校への進学を考えるのであれば、

通知表の評価は絶対になります。

 

 

都道府県によって、

公立高校合格の基準は変わりますが、

通常、どこの自治体も

 

・中学校3年間の通知表の成績

・入試本番の筆記試験の結果

 

で合否が決まります。

 

 

 

そのため特別支援学級在籍の

子どもが公立高校に受験できないわけではないのですが、

 

通知表に「5・4・3・2・1」がつかないという理由で、

とても不利になるのです。

 

 

 

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結論です。

 

 

なかなか難しい問題ですが、

子どもが不登校になるくらいであれば、

特別支援学級に入れるべき、だと思います。

 

 

 

しかし、子どもが小学校への新入学するのであれば、

仮に子どもに何か特性があったとしても

迷わず普通級(通常学級)で良いでしょう。

 

 

 

なぜなら、小学校1年や2年は、

学校の授業もまだ難しくはないので、

仮に子どもが何か特性を抱えていても何とか対応できるからです。

 

 

 

さすがに小学校5年や6年になると

小学校での授業は、かなり難しくなるので、

その時点で特別支援学級から普通級に異動するのは、

困難かもしれません。

 

 

 

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自治体によっても異なりますが、

多くの自治体では小学校6年生で

特別支援学級にに在籍していた子どもは

 

中学校に入っても特別支援学級の在籍になるそうです。

 

 

 

要は、教育委員会として、

小学校で特別支援学級だった子どもが

 

中学校でいきなり普通級で

学校生活を送ることは困難だと捉えているのでしょう。。。

 

 

 

実際には、やってみないと分からないことなのに。。。

 

 

 

別に特別支援学級が悪いわけではありません。

 

 

 

しかし、現状、なんとか環境が整えば

普通級でもやっていけそうな子どもが、

 

特別支援学級に在籍していたりします。

 

 

 

そして、そういった子どもは

中学校も特別支援学級になり、

 

結果として効率の普通高校に進学できなくなるのです。

 

 

 

なんか、もったいないかなって思います。

 

 

皆さんは、この件をどう考えますか?

 

 

 

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★★

発達障害ラボ

車 重徳