皆さん、こんにちは。
発達障害ラボの車重徳です。
こんな質問をいただきました。
ウィスク検査って何?
本日は、このことについて
ご説明いたします。
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さて、さっそく結論です。
ウィスク検査とは
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のことで
ウェクスラー式の
知能検査です。
ウィスク検査は
知能検査なので
その子の知能を測るのです。
したがって、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査は
その子に発達障がいがあるかどうかを
調べるためのものではありません。
ちなみに、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査には
兄弟があります。
子どもというか
検査を受ける人の年齢によって
ウェクスラー式の検査が
変わるのです。
具体的には
2歳6ヶ月~7歳3ヶ月 WPPSI-Ⅲ(ウィプシー3)
5歳 ~16歳11ヶ月 WISC-Ⅳ(ウィスク4)
16歳 ~89歳11ヶ月 WAIS-Ⅳ(ウェイス4)
となります。
先ほど、WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査で
その子に発達障がいがあるのかどうかは
分からないと書きました。
では、WISC-Ⅳ検査は
子どもの何を調べるための検査なのでしょうか。
それは、その子どもの
・得意なところ
・苦手なところ
を調べるのです。
では、WISC-Ⅳ検査は
・得意なところ
・苦手なところ
を調べるための検査なのに
なぜ、子どもの発達障がいが
関係していくるのでしょうか。
それは、発達障がいの特性が
関係してきます。
例えば、自閉症スペクトラム(ASD)
の子どもの特性として
・コミュニケーション能力の欠如
・想像力の欠如
・社会性の欠如
が挙げられます。
コミュニケーションの能力があるのかどうかを
知能ベースで確認することができます。
その確認をWISC-Ⅳ(ウィスク4)検査で
おこなうことができるのです。
具体的には
WISC4検査における
・VCI(言語理解指標)
・WMI(ワーキングメモリ指標)
などがコミュニケーションに関係しています。
または、その子の想像力を調べるのであれば
・PRI(知覚推理指標)
の数値を確認します。
このようにWISC-Ⅳ検査は
その子の発達障がいの有無を確認する
検査ではないのですが、
発達障がいに関連する事項を
WISC4検査で調べることができるのです。
WISC-Ⅳ検査は、もっともっと
深く子どもの状況を読み取ることができます。
それは、また別の機会に書きましょう。
では。。。
★★
発達障害ラボ
車 重徳