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109【発達障害】発達障がいを抱える子の「こだわり」ってどう対応するの?

 

皆さん、こんにちは。

 

 

発達障害ラボの車重徳です。

 

 

 

さて、前回の続きです。

 

 

 

子どもの「こだわり」を

新たに与えた「こだわり」を使って

 

元の「こだわり」を矮小化するとは

どういったことなのでしょうか。

 

 

 

今回は、この具体的な方法について

ご説明いたします。

 

 

 

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過去にあった例です。

 

 

外に出て、家に戻る際、

どうしても「白線」を歩かないと

家に帰れなさい、という子どもがいました。

 

 

 

強烈な「こだわり」です。

 

 

しかし、数度にわたり

「公園の前を通ると幸せになる」

という認識を与え続けます。

 

 

 

誰だって「幸せ」になりたいですよね。

 

 

 

加えて、子どもは「暗示」に

かかりやすいのです。

 

 

 

結果、最終的にその子どもは

「公園の前を通る」

ということが優先事項になり

 

「白線の上を歩く」

ということは二の次になったのです。

 

 

 

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別の例です。

 

 

ビックリするくらい

足が臭い男の子がいました。

 

 

 

その子は裸足でカーペットを歩くと

その足跡に足のにおいが付いてしまうほどです。

 

 

 

足が臭すぎるので

靴下を履かせたいのですが

 

発達障害の特有の「こだわり」で

靴下を履こうとしないのです。

 

 

 

どうしても靴下は履きません。

 

 

 

そこで、まずは

レッグウォーマーを履かせました。

 

 

 

そして、そのレッグウォーマーを

強烈に印象付けるのです。

 

 

 

靴下ではなく

レッグウォーマーを履いていると、、、

 

 

 

そして、そのレッグウォーマーのゴムを切り

だるだるにします。

 

 

 

だるだるになったレッグウォーマーが

足の指先まで来たとき

そのレッグウォーマーの先っぽを

縫ったのです。

 

 

 

靴下のように見えても

それは靴下ではなく

レッグウォーマーなのです。

 

 

 

そのように「こだわり」を

新しく与える「こだわり」で

矮小化させていくのです。

 

 

 

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★★

発達障害ラボ

車 重徳