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170【アンガーマネジメント】#30 アンガーマネジメントって何ですか

皆さん、こんにちは。

 

発達心理サポートセンターの心理士/カウンセラーの車重徳です。

 

さて、こんな質問を頂きました。

「アンガーマネジメントって何ですか?」

 

というものです。

 

 

 

 

アンガーマネジメントって怒りのコントロールです。

団体として言えば、アンガーマネジメント協会とアンガーコントロールというのもあります。

似たようなところになっていて、難しく言うと、ソリューションフォーカスアプローチに基づいた解決型思考という思考をとるんです。

 

いくつか思考ってあるんですが、例えば、アンガーマネジメントって何か怒りの原因があると思います。

その原因を認識する、認知する。

認知した瞬間、人は瞬間的に、ガッとなんじゃこりゃ見たいな感じで、怒りが沸き上がるっていうイメージを持つ方が多いのですが、実はそうではありません。

 

何か出来事が起こった、認識します。認識した後に必ず意味付けっていうのが入ります。

 

 

 

 

例えば、この前あったお話だと、子供が靴下を脱ぎました脱いで、丸めたまま洗濯機に入れることをやめてくれという話です。

それを見つけた瞬間お母さんは、かちーんときて「いつも言ってるじゃなーーーーーい!」というようにスイッチ入ります。

 

その時に、靴下丸まってるのを見つけたときに靴下は丸まったままじゃ洗えないと、洗う人のことを考えて伸ばして洗濯機に入れてくださいと、そうするべきだといったべき論が入ってしまうことあります。

そのべき論が、要は怒る方にあって、自分が考えている未来というか、自分が考えている状況に現実が即してないから怒りになります。

 

だから、ぶっちゃけ靴下は丸めていれるもんだよねっていう風に考えていれば、そもそも怒らないです。

 

 

 

 

例えば、こんなお母さんがいました。

着てていたコートとかを床においてほしくない必ずハンガーにかけてください、何度言っても子供は床に置く。それが嫌で嫌で仕方がない。

僕は実はあんまり嫌じゃないです。床といっても家の中なので路上は嫌ですが、言っても家の中ならいいかなと思います。

 

しかし、そのお母さんはコートはかけるものだと、かけるべきだと怒りがふつふつと湧き上がってしまう。

怒りっていうのは、まずその原因を認識して認識したうえで意味付けしドカーンといきます。

 

では、アンガーマネジメントとは何かというと、べき論を変えられないのという話です。

ドカーンと行く前に、人は大体、6秒くらいの時間があると言われています。

これも諸説あります。

怒りのピークが6秒というのもありますが、意味付けしている間やドカーンといくとき、怒りでわなわな震えているときって、そもそも顔赤くなります。

汗も噴き出てくると思います。

体温上昇します。

 

なぜでしょうか?

 

 

 

 

なぜかというと、体中血が駆け巡ります。どうなるかというと、心臓がバクバクします。

人は怒りの感情が沸き起こると、自律神経とか、要はドーパミン、アドレナリンがぶわっと出てきます。

神経伝達物質と呼ばれます。

 

ぶわっと出てくる、心臓の鼓動が早まる、血液循環がよくなるていう現象が起こるんです。これが6秒かかるんじゃないかという説もあります。

 

アンガーマネジメントの1つの手法をご紹介します。

 

いくつかあるので他は別の機会にお伝えします。

そのドカーンのいく6秒間に、怒こることによって人間関係を壊しちゃったりとか、起こる必要のないところまで怒ってしまい、後々まずいことになるケースってないですか?

 

あんまり僕は怒らない方ですが、僕も昔学校にいたときに部下を叱ったら新人社員が次の日から来なくなりました。

連絡なく来なくなったので、授業どうしようっていう授業の穴埋めに紛争していると夕方、その子の父親から激怒の電話がかかってきて、うちの娘に何してくれるんだと。

 

その当時はパワハラとかっていう言葉もなかったです。

怒りの電話がかかってきて、そのままその社員はやめる形になってしまいましたが、こんな感じでドカーンといくことで色んなものを失うケースってあるはずなんです。

 

でも、ブチ切れることが目的であればいいかと思いますが、目的は現状の改善だと思います。

であれば、まずは落ち着く必要があるんじゃないかなと思います。

どうやって落ちつくのかというと、アンガーマネジメントっていう手法があるんです。

 

 

 

 

例えば、怒りドカーンといくまでの6秒で何かをしましょう。

色んなやり方があります。

 

まずは、スケールテクニックというやり方があります。

これは今の自分の怒りは、10段階でマックスを10としたときに何段階なのかを客観視することによって、自分の怒りを冷静に数字で表してみましょう。

そうすると、冷静になると思います。今日の怒りは昨日の6だったから、それより強いから7かな。というように考えることができると思います。

 

次は、コーピングマントラ、ガーディアンエンジェルと呼ばれることもあります。

落ちつく言葉をとにかく唱えましょう。自己暗示です。

繰り返して言う事によって、怒ったら負け、怒ったら負け…を繰り返したり、こんなことで怒るな、こんなことで怒るな…とかです。

 

僕はこんな言葉が好きです。六根清浄。

目から入ったもの、耳から入ったもの、鼻で嗅いだもの、味覚、皮膚感覚、そして心で感じたことすべてを浄化してください。リセットしてください。

リセットしたなかで、神様の前に立っていつものお礼を言ってくださいというようなことを神主さんに言われたことがあります。

 

色んな手法があるのでまた、どこかでお伝えできればと思います。

 

 

いかがでしょうか。

 

 

 

 

発達心理サポートセンター 

心理士/カウンセラー 車重徳

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