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556【引きこもり】引きこもりになってしまった我が子に声掛けをすると暴れてしまい、身の危険を感じてしまう場合の対応とは

引きこもり状態にある子どもに声を掛けた際、激しく暴れてしまい、親が身の危険を感じるような状況は、非常に深刻であり、まず最優先すべきは「安全の確保」です。

 

この段階では、教育的説得や関係修復よりも、物理的・心理的な安全を守ることが第一です。

 

暴力や破壊行為が見られる場合、子どもは強い不安や怒り、恐怖を抱えており、理性的な対話が成立しにくい状態にあります。

 

刺激を減らし、距離を取り、落ち着く時間を確保することが重要です。

 

正面から説得しようとしたり、感情的に応酬したりすると、緊張はさらに高まりやすくなります。

 

 

次に大切なのは、「暴れている=反抗心が強い」と短絡的に解釈しないことです。

 

多くの場合、外に出られない自分への苛立ちや、理解されない苦しさ、将来への不安が背景にあります。

 

声掛けそのものが「責められている」「追い詰められている」と感じられ、自己防衛として攻撃的反応が出ている可能性もあります。

 

ただし、どのような理由があっても暴力が許容されるわけではありません。

 

安全が脅かされる行為には明確な境界を示す必要があります。

 

「あなたの苦しさは理解したいが、暴力は受け入れられない」というメッセージを、落ち着いた状態で一貫して伝えることが重要です。

 

 

親が恐怖を感じるほどの状況であれば、家庭内だけで抱え込むべきではありません。

 

地域の精神保健福祉センター、児童相談所、医療機関、場合によっては警察への相談も選択肢に入ります。

 

これは子どもを罰するためではなく、家族全体の安全を守るための行動です。

 

暴力が慢性化すると、親の精神的消耗が進み、冷静な対応が困難になります。

 

親自身が休息や支援を受けることも不可欠です。

 

 

また、落ち着いている時間帯に、直接的な登校や将来の話題ではなく、生活リズムや体調、興味のある話題など、負荷の低いテーマから関係修復を試みることが有効です。

 

刺激の強い要求を減らし、安心できる対話の場を積み重ねることで、徐々に防衛反応が弱まることがあります。

 

 

この状況で最も避けたいのは、親が孤立することです。

 

「自分の育て方が悪かったのでは」と自責の念に陥る必要はありません。

 

暴力的反応は多くの場合、未処理の強い不安や抑うつ、発達特性の影響など、複合的な要因によって起こります。

 

まず安全を守り、外部支援につなげながら、少しずつ関係を再構築していくことが現実的な道です。

 

恐怖を感じる状態を我慢し続けることは、決して正しい選択ではありません。

 

安全と支援を最優先に考えることが、結果的に子どもの回復にもつながります。

 

 

 

発達障害ラボ

車 重徳

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