585【WISC-Ⅴ】ウィスク5の結果がショックだった保護者へ伝えたいこと

 

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の結果説明を受けた帰り道、言葉を失ってしまったという保護者は少なくありません。

 

「思っていたより低かった」「凸凹が大きいと言われた」「支援が必要と言われた」。

 

そんな瞬間、頭が真っ白になり、胸が締めつけられるような感覚になることがあります。

 

その気持ちは決して特別なものではありません。

 

わが子のことを真剣に考えているからこそ、ショックを受けるのです。

 

 

 

 

まずお伝えしたいのは、WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査の数値は「未来の保証書」でも「限界の宣告」でもないということです。

 

検査はあくまで、その日の状態での認知特性を切り取ったものです。

 

子どもの可能性を決めるものではありません。

 

特に、全検査IQや一部の指標だけを見て、「この子はここまで」と考えてしまうのは早計です。

 

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査は強みと弱みのバランスを見る検査であり、支援の方向を探すための地図なのです。

 

 

 

 

ショックを受ける背景には、「普通であってほしかった」という願いがあります。

 

それは自然な感情です。

 

しかし、普通という基準は曖昧で、誰もが何らかの凸凹を持っています。

 

大切なのは、その凸凹をどう活かすかです。

 

例えば、処理速度が低くても深く考える力がある子どもは、時間をかければ大きく伸びます。

 

ワーキングメモリが弱くても、視覚的な工夫で学びやすくなります。

 

 

 

 

また、ショックの正体は「知らなかったこと」に対する不安でもあります。

 

数値の意味が分からないまま受け止めると、必要以上に重く感じてしまいます。

 

結果をもう一度丁寧に読み直し、分からない点は専門家に確認してください。

 

理解が深まるほど、不安は整理されていきます。

 

 

 

 

子どもは検査の数値でできているわけではありません。

 

日々の笑顔や頑張り、興味や優しさが、その子の本質です。

 

WISC-Ⅴ(ウィスク5)検査はその一部を可視化したに過ぎません。

 

ショックを受けたということは、それだけわが子を大切に思っている証拠です。

 

今はつらくても、その結果を支援のヒントとして活かせば、未来は変わります。

 

数値に絶望するのではなく、その子に合った道を見つけるための第一歩と捉えてください。

 

それが本当に伝えたいメッセージです。

 

 

 

 

発達障害ラボ

車 重徳

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