590【子育て】子どもが可愛いと思えない親はどう子育てするべきか

 

「子どもが可愛いと思えない自分は、親失格なのではないか」

 

この言葉は、実は多くの保護者が心の奥で抱えている葛藤です。

 

SNSや周囲の親たちが「うちの子が一番可愛い」と笑う中で、そんな気持ちを抱くことはとても苦しいものです。

 

しかしまず伝えたいのは、その感情は異常でも冷酷でもないということです。

 

子育ては理想通りにいかない連続であり、疲労や孤立、不安が積み重なれば、愛情を感じにくくなることは十分に起こり得ます。

 

 

 

 

特に発達特性が強い子どもを育てている場合、叱る回数が増え、トラブル対応に追われ、余裕がなくなります。

 

「可愛い」と感じる余白が削られていくのです。

 

可愛く思えないのは、愛情がないからではなく、心が限界に近づいているサインかもしれません。

 

 

 

 

 

大切なのは、「可愛いと思えない自分を責め続けないこと」です。

 

感情は命令して変えられるものではありません。

 

無理にポジティブになろうとするほど、反動で自己嫌悪が強まります。

 

まずは、今の自分は疲れているのだと認めることが第一歩です。

 

子どもへの関わりは、愛情の感情だけで成り立つものではありません。

 

安全を守り、生活を支え、必要な支援を探す行動そのものが、十分に親としての役割を果たしています。

 

 

 

 

 

また、「可愛いかどうか」と「育てるかどうか」は別の問題です。

 

感情が揺れても、最低限の生活リズムを整え、怒りが爆発しそうなときは距離を取り、外部の支援を頼る。

 

その積み重ねが子どもの安心につながります。

 

愛情は常に温かく湧き上がるものではなく、責任と習慣の中でゆっくり育つものでもあります。

 

 

 

 

 

もし辛さが続くなら、カウンセリングや地域の相談機関を利用することも大切です。

 

親の心が守られなければ、子どもを守ることはできません。

 

「可愛いと思えない」と正直に言葉にできたあなたは、すでに自分と向き合っています。

 

それは逃げではなく、真剣さの証です。完璧な親でなくていいのです。

 

揺れながらでも、倒れずに今日を過ごすこと。

 

それが十分に、子育てなのです。

 

 

 

 

 

発達障害ラボ

車 重徳

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