595【子育て】子どもを虐待してしまいそうと思ったときに母がすべきこと

 

「このままでは手を出してしまいそう」

 

「怒りが止まらない」

 

そんな瞬間が訪れたとき、母は深い恐怖と自己嫌悪に包まれます。

 

しかしまず伝えたいのは、その『気づき』がある時点で、あなたは踏みとどまろうとしているということです。

 

本当に危険なのは、衝動に気づかず行動してしまうことです。

 

「してしまいそう」と自覚していること自体が、守ろうとする力の証です。

 

 

 

 

 

強い怒りの多くは、疲労と孤立の積み重ねから生まれます。

 

発達特性のある子どもとの生活では、想定外の出来事が続き、何度も同じ注意を繰り返す場面があります。

 

「どうして分からないの」と感じるたびに、心はすり減っていきます。

 

怒りは悪ではありません。

 

限界を知らせるサインです。

 

ただし、行動に移す前に止める仕組みが必要です。

 

 

 

 

 

まずは物理的距離を取ることが最優先です。

 

子どもから離れ、深呼吸を繰り返し、可能なら部屋を変える。

 

衝動は永遠に続きません。

 

数分でも距離を取れば、波は必ず弱まります。

 

次に、信頼できる人に連絡を入れることです。

 

配偶者、家族、友人、支援者、どんな形でも構いません。

 

声に出すことで、感情は整理され始めます。

 

 

 

 

 

また、日常的な負担を減らす工夫も欠かせません。

 

療育やショートステイ、一時的な預かり支援など、制度を利用することは甘えではありません。

 

親が限界を超えないことこそ、子どもを守る最善策です。

 

もし衝動が頻繁に起こるなら、専門家への相談をためらわないでください。

 

カウンセリングや医療的サポートは、予防のための選択です。

 

 

 

 

 

大切なのは、「こんな自分は母失格だ」と決めつけないことです。

 

怒りを感じることと、虐待することは別です。

 

行動を止めようとしているあなたは、すでに守る側に立っています。

 

完璧な母である必要はありません。

 

限界を感じたときに助けを求めることが、最も責任ある行動です。

 

あなたの心が守られることが、子どもの安全につながります。

 

まずは今日、衝動を越えずに過ごせたことを、自分で認めてください。

 

それが何より大切な一歩です。

 

 

 

 

 

 

 

発達障害ラボ

車 重徳

《個別のご相談はオンラインカウンセリングまで》